持続化補助金の相見積もりは「1件50万円超(税込)」から。第20回のルールと見積もりの集め方
持続化補助金では、発注総額(1件あたり)が50万円超(税込)のものは、2者以上から見積もりをとり、より安い発注先を選ぶ必要があります。中古品は金額にかかわらず2者以上です。相見積もりの決まりと、見積もりを集めるときのコツを、第20回の公募要領(第8版)にそってまとめます。
相見積もりのルール(第20回)
| 必要になる金額 | 発注総額(1件あたり)が50万円超(税込) |
| 見積もりの数 | 2者以上。より安い発注先を選ぶ |
| とり方 | 必ず補助事業者自身が、別々の企業からとる |
| 2者からとれないとき | 随意契約にする理由書を、採択発表後〜交付決定までに出す |
| 中古品 | 金額にかかわらず2者以上の中古販売事業者から見積もりが必要。理由書による随意契約はできない(とれなければ対象外)。単価50万円(税抜)未満のものに限る |
| 金額の妥当性 | 市場価格から大きく離れた経費は対象外 |
50万円以下でも、見積書は出す
相見積もりが必要なのは50万円超の発注ですが、採択のあとは計上したすべての経費について見積書などを出します。経費の妥当性を示せる見積書などを出さないと、採択が取り消されます。交付決定を受けるまで発注できないので、採択の発表後はすぐに出せるように準備しておきましょう。
「50万円」は税込、「処分制限」は税抜
まぎらわしいのが、税込と税抜の使い分けです。
- 相見積もりが必要になるのは、発注総額(1件あたり)が50万円超(税込)
- 機械装置などで単価50万円(税抜き)以上のものは「処分制限財産」になり、決められた期間は勝手に売ったり捨てたりできない
- ウェブサイトも、50万円(税抜き)以上で作成・更新する場合は処分制限財産(通常は取得日から5年間)
見積もりを集めるときのコツ
- 同じ条件で頼む:型番・数量・作業の範囲・納期をそろえた依頼書を作り、2者に同じ内容で頼む。条件がちがうと比べられません
- 早めに声をかける:改装や機械など50万円を超えやすい経費は、見積もりが出るまで時間がかかることがあります。第20回の申請受付は11月5日(木)から、締切は12月15日(火)17:00です
- 内訳を出してもらう:「一式」「諸経費」のように中身がわからない経費は対象外になります
- 相手を選ぶ:自社の内部や3親等以内の親族との取引、開業していない個人からの購入、オークションでの購入は対象外です
- 発注は交付決定のあと:見積もりをとるのは申請前でも、発注・契約・支払いは交付決定の後です
ホームページの見積もりにも注意
ウェブサイト関連費は上限30万円(税込)で、それだけでは申請できません。「補助金で実質無料」のような勧誘には気をつけましょう。くわしくはホームページのコラムへ。対象になる経費の全体は対象経費のコラムにまとめています。
よくある質問
相見積もりは何円から必要ですか?
第20回の公募要領では、発注総額(1件あたり)が50万円超(税込)のものについて、2者以上から見積もりをとり、より安い発注先を選ぶこととされています。中古品は金額にかかわらず2者以上です。
1社しか扱っていない機械でも2者の見積もりが要りますか?
見積もりをとることが難しい場合は、随意契約にする理由書を、採択発表後から交付決定までに出すことができます。ただし中古品は理由書による随意契約ができず、2者以上の見積もりがないと対象外です。
業者に相見積もりを用意してもらってもよいですか?
いいえ。公募要領では、相見積もりは必ず補助事業者自身が別々の企業からとることとされています。
50万円以下の経費は見積書がいりませんか?
相見積もりは不要ですが、採択のあとに計上したすべての経費について見積書などを出す必要があり、出さないと採択が取り消されます。
見積もりと計画のつじつまを、一緒に確認できます
集めた見積もりが計画の取組と合っているか、対象外の経費が混ざっていないかを中小企業診断士が確認します。初回のご相談は無料です。
持続化補助金について相談する