中小企業省力化投資補助金(一般型)とは?対象経費と採択率の推移
人手不足に悩む中小企業が、省力化につながる設備やシステムを導入する費用を補助します。一般型の採択率は60%台と比較的高い一方で、3社に1社以上は不採択です。
制度の概要
| 対象 | 人手不足の状態にある中小企業・小規模事業者 |
|---|---|
| 補助上限額 | 従業員数に応じて750万〜8,000万円(大幅な賃上げを行う場合は最大1億円) |
| 補助率 | 1/2(小規模事業者・再生事業者は2/3) |
| 一般型の特徴 | 現場に合わせたオーダーメイドの設備・システムが対象(登録製品から選ぶカタログ注文型もある) |
| 直近の公募 | 第7回の申請受付を2026年7月に実施。次回の日程は公式サイトで確認してください |
対象になる経費
- 機械装置・システム構築費(必須)
- 運搬費
- 技術導入費
- 知的財産権等関連経費
- 外注費
- 専門家経費
- クラウドサービス利用費
注意 省力化の効果を数値で示せない設備は対象になりにくくなります。
採択率の推移
一般型の採択率は、6回の公募すべてで60〜69%の範囲に収まっています。ものづくり補助金や新事業進出補助金と比べると高い水準です。
ただし第6回でも1,841件の申請のうち665件が不採択でした。投資額が大きいため、計画書の質が結果を大きく左右します。
省力化投資補助金(一般型)の採択率
第1〜6回数値を表で見る
| 公募回 | 申請件数 | 採択件数 | 採択率 |
|---|---|---|---|
| 第6回 | 1,841 | 1,176 | 63.9% |
| 第5回 | 2,035 | 1,251 | 61.4% |
| 第4回 | 2,100 | 1,456 | 69.3% |
| 第3回 | 2,775 | 1,854 | 66.8% |
| 第2回 | 1,160 | 707 | 60.9% |
| 第1回 | 1,809 | 1,240 | 68.5% |
採択されるためのポイント
- 人手不足の状況を具体的に示す求人を出しても採用できない、残業が増えているなど、自社の状況を事実と数字で書きます。
- 省力化の効果を作業時間で示す導入前と導入後で、どの作業が何時間減るのかを試算します。
- 生まれた時間の使い道を書く削減した時間を、付加価値の高い業務や賃上げにどうつなげるかを示します。
- 投資額と回収の見通しを示す大きな投資になるため、資金計画と回収の見通しが審査でも重視されます。
専門家に相談するメリット
- 省力化の効果を、審査で伝わる数字に落とし込める
- 一般型とカタログ注文型のどちらが合うかを判断できる
- 高額な投資の資金計画(融資との組み合わせ)まで相談できる
よくある質問
カタログ注文型と一般型は何が違いますか?
カタログ注文型は、事務局に登録された製品から選んで導入します。一般型は、自社の現場に合わせたオーダーメイドの設備やシステムが対象です。
どんな設備が対象になりますか?
人手不足の解消につながる設備やシステムです。例えば、製造ラインの自動化、配膳ロボット、在庫管理の自動化などが考えられます。
採択率が高いなら、自分で申請しても大丈夫ですか?
採択率は60%台ですが、3社に1社以上は不採択です。また、投資額が大きいため、不採択になったときの影響も大きくなります。
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