落とし穴 1
締切に間に合わない
GビズIDプライムの取得、見積書の取り寄せ、商工会・商工会議所の確認など、申請の前に必要な手続きは数週間かかります。
対策 公募要領が出たらすぐ、必要書類と手続きを洗い出します。GビズIDプライムは補助金を考え始めた時点で取得しておきます。
ほじょ窓 › コラム:補助金の落とし穴
補助金は、採択された後にも失敗の原因が多くあります。交付決定の前に発注した経費は対象外になり、後払いのため資金繰りにも注意が必要です。申請前・申請時・採択後の3つの段階に分けて、よくある落とし穴と対策をまとめました。
申請する前
落とし穴 1
GビズIDプライムの取得、見積書の取り寄せ、商工会・商工会議所の確認など、申請の前に必要な手続きは数週間かかります。
対策 公募要領が出たらすぐ、必要書類と手続きを洗い出します。GビズIDプライムは補助金を考え始めた時点で取得しておきます。
落とし穴 2
有名な補助金だからと選んでも、要件や対象経費が自社の計画に合わないことがあります。国だけでなく、都道府県や市区町村にも制度があります。
対策 やりたいことと投資額を先に決め、それに合う制度を探します。迷ったら専門家に複数の候補を比べてもらいます。
落とし穴 3
主要な補助金の採択率は34〜64%です。審査がある以上、採択を約束できる人はいません。
対策 根拠のない宣伝をする業者は避けます。料金と支援の範囲(採択後の手続きを含むか)を契約前に確認します。
申請するとき
落とし穴 4
パソコンや車など汎用性の高いもの、持続化補助金ではホームページ関連費の上限超過など、補助されない経費があります。
対策 公募要領の「対象経費」と「対象外経費」を読み込みます。判断に迷う経費は事務局や専門家に確認します。
落とし穴 5
「売上が伸びる見込み」だけでは評価されません。審査では、市場や顧客、投資の効果を具体的に示すことが求められます。
対策 誰に、何を、いくらで売り、売上や利益がどれだけ伸びるのかを、根拠とともに数字で書きます。
採択された後
落とし穴 6
採択の発表後でも、交付決定の前に契約・発注・支払いをした経費は、原則として補助の対象外です。
対策 交付決定通知書を受け取ってから発注します。業者にもスケジュールを伝えておきます。
落とし穴 7
補助金は後払いです。大型の設備投資では、採択から入金まで1年前後かかることがあります。
対策 全額を立て替える前提で資金計画を立てます。必要なら金融機関のつなぎ融資を早めに相談します。
落とし穴 8
実績報告では、見積書・発注書・納品書・請求書・振込の記録などが必要です。1枚欠けるだけで、その経費が認められないことがあります。
対策 支払いは銀行振込にし、書類は経費ごとにまとめて保管します。現金払いやクレジットカードの分割払いは制度ごとのルールを確認します。
落とし穴 9
単価50万円以上の設備などは、耐用年数に応じた期間(機械装置で10年前後など)、売却・廃棄・転用に事前の承認が必要です。補助事業の終了後も、原則5年間の事業化状況報告が続きます。
対策 設備の使い方や事業の変更を考えたら、先に事務局へ相談します。報告の時期を社内で管理します。
落とし穴 10
ITツール代金の一部を後から返金し、自己負担を実質なくすような行為は不正です。
対策 「実質無料」「キャッシュバック」をうたう勧誘は断ります。不正に関わると、交付決定の取消しと、年10.95%の加算金付きの返還を求められます。悪質な場合は刑事罰の対象です。
| 内容 | 主なペナルティ |
|---|---|
| 偽りや不正な手段で補助金を受け取る | 補助金適正化法により、5年以下の懲役または100万円以下の罰金(併科あり) |
| 補助金を目的外に使う | 3年以下の懲役または50万円以下の罰金(併科あり) |
| 交付決定が取り消された場合 | 補助金の返還に加え、受け取った日から年10.95%の加算金 |
| IT導入補助金などの不正 | 交付決定の取消し、事業者名の公表、IT導入支援事業者の登録取消 |
知らないうちに不正な取引に巻き込まれることもあります。勧誘の内容に不安があれば、契約前に専門家や事務局に相談してください。
落とし穴の多くは、公募要領を細かく読み、手続きの順番を守れば避けられます。ただ、本業と並行して数十ページの公募要領を読み込むのは簡単ではありません。
初めての申請や大きな投資のときは、計画書づくりから採択後の手続きまで、専門家に伴走してもらうと安心です。専門家に相談すべきケースはこちら。
原則として認められません。採択の発表後であっても、交付決定の通知を受ける前の契約・発注・支払いは補助の対象外です。
ものづくり補助金のような大型の設備投資では、採択から入金まで1年前後かかることがあります。その間は自己資金や融資で立て替える必要があります。
単価50万円以上の設備などは、決められた期間内に売却・廃棄・転用する場合、事前の承認が必要です。補助金の一部の返還を求められることがあります。
注意してください。代金の一部を後から返金するなどして自己負担をなくす行為は不正です。交付決定の取消しや、加算金付きの返還の対象になります。
ほじょ窓では、申請前の確認から採択後の手続きまで支援できる専門家を無料でご紹介します。
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